小岩高校卒業生である5期生髙田啓二郎氏は、41歳という若さでこの世を去りました。
その作品については、2018年9月に小岩高校文化祭である「白鷺祭」で同窓会企画の遺作展として、在校生ならび同窓生へ紹介いたしました。
今回、同期の美術部仲間である友人の青木伸一氏・渡辺謙治氏らにより、芸術書の出版社である求龍堂より新刊『髙田啓二郎画文集 Kの劇場』として刊行されることになりました。
ゆかりのある小岩高校同期生のみでなく、同窓生先輩後輩の皆さんにも髙田啓二郎氏の画と詩を知っていただきたいと思います。
小岩高校図書館にも蔵書として謹呈いただいており、在校生・教職員の皆さんへご紹介させていただきます。
5期生 小岩高校同窓会会長 田口隆久
詳細は【こちら】
(出版元:求龍堂のHP)
2022年2月19日(土)から27日(日)
渋谷道玄坂・東急文化村アートギャラリーにて発売記念の遺作展開催
すべての出発はひとりぼっちからはじまる。
病身の自己と対峙し、家族、友人を見つめ、心身をつきつめながら短い生涯に3000枚をこえる絵や詩を遺した無名の画家・髙田啓二郎。
その迸(ほとばし)るような筆致の絵は、ほとんどが18歳前後に描かれていた。
深夜ひとり机に向かった自室は、無限の宇宙であり、「Kの劇場」であった。
主人公・髙田啓二郎が、終生の物語を背負って今やって来る。
魂を燃やし尽くすまで、描き、綴った画家の軌跡をたどる画文集。