回期生通信 「同窓会をやろう!」より

小岩高校同窓会アドバイザーの秀島です。
年次発行の同窓会会報誌「白鷺」54号の発送が始まりました。

昨年から始まった、それぞれの学年・同期会の状況や自己の近況等を伝えてもらう「回期生通信」のコーナーですが、今回のテーマは「同窓会をやろう!」です。
新型コロナウイルスの影響下、小岩高校同窓会でも今春以降計画されていた同期会が次々と延期・中止となっています。
そのような中、改めて「同窓会(同期会)をやろう!」という強い意志を示していただき、旧友との再会を願うメッセージが集まりました。

そのコーナーの冒頭に今回私も次のように寄稿しました。

 みなさん、こんにちは。小岩高校同窓会アドバイザーの秀島(ひでしま)です。前号よりスタートした当「回期生通信」のコーナーですが、今回は「同窓会をやろう!」というテーマとなりましたので、その冒頭を飾るべく、寄稿しております。なぜなら、この「同窓会をやろう!」は私が今年2月に出版した自著のタイトルだからです。(アマゾン等で購入いただけます)
 ここでちょっと自己紹介をさせてください。私は小岩高校の卒業生ではありませんが、アドバイザーとして、理事扱いにて活動を開始して5年目です。小岩高校の学年で言えば、20期生と同じです(偶然、私の母校でも20期生です)。本業は、インターネットに関するコンサルティングやWebサイトの制作などを生業としているIT屋です。
 そもそもは、小岩高校同窓会のホームページが担当者不在により更新できていない状況がしばらく続いているところに、その業務を請け負ったことから当同窓会との付き合いが始まりました。サイトのリメイク作業が完了し、サイトへのアクセス状況の報告等で数回理事会に顔を出していましたが、「よかったら、来月も来てください」と、当時の宇田川会長に声を掛けていただき、それ以降も毎月理事会に出席するようになりました。
 特に小岩高校同窓会に限ったことではないですが、多くの同窓会は組織や財政の面などで悩みを抱えています。これらを解決するには何よりもまず「同窓会のプレゼンス(存在感)を上げること」が必要と思っています。「母校に同窓会があるのかわからない?」「どんな活動をしているのかわからない?」「誰がやっているのかわからない?」といった声には、活動を「見える化」することが必要と考えました。そこで私は理事会の場で「同期会を支援して活性化させましょう!」と提案し、早速採用いただきました。具体的な施策として、支援金制度の新設やWebサイト、会報誌での告知などです。(「見える化」のためには、この他にもいくつか取り組んでいます)
 私自身も小学校、中学校の同期会では代表幹事を務めています。高校の同期会では幹事・実行委員です。いずれも母校は遠く、佐賀県にあります。地元にいなくても、代表幹事です。もちろん、現地での友人たちにも協力してもらいますが、ITツールを使用すれば、効率よく、しかも満足度も高く実行できることを体験しました。そのときのノウハウなどを小岩高校の1・2・3期合同古稀の会や12期還暦同期会でお伝えしました。
 このような背景で、「同窓会をやろう!」という本が誕生しました。中身の大半は幹事の方へのノウハウになっていますが、「同窓会(同期会)は、なぜ楽しいのか?」「還暦の同窓会がなぜ重要か?」などについても書きました。小岩高校同窓会での例も書いています。同窓会は「究極の懐かし系体験型エンターテイメント」だと思います。人生100年時代を迎えて、在学当時とは別の新たな関係の構築など、改めて楽しみ方の多様性を感じています。

小岩高校同窓会 特別会員 アドバイザー 秀島 広宣