学校創立60周年記念行事開催報告(3)

創立60周年記念式典・田口同窓会長あいさつ

東京都立小岩高等学校創立60周年おめでとうございます。
私は同窓会6代目会長の5期生田口隆久でございます。
このような晴れの席でお祝いを述べるのは光栄であると共に、緊張感も一杯です。
同窓会は在校生の皆さんと同じように小岩高校の卒業生ですので、母校が60周年を迎えたことは、心から嬉しく思います。
今年、60年ということで、同窓会では二つの記念事業を企画し、実行いたしました。
一つは校旗の新調です。
同窓生から寄付金を集めて新しい校旗を作り母校に贈ることでした。
同窓生を始め、旧職員の先生方からもご寄付をいただき、9月に目標額の100万円を達成することができました。長野校長の切実な懇願に応えてくださった305名の「小岩愛」によって、新しい校旗は出来上がりました。
新校旗は一式消費税込み、〆て95万92円也でした。
60年目にして初めて校旗は二代目となりました。皆さんには60年後に3代目を是非お願いいたします。
もう一つは同窓生による60周年記念誌の制作発行です。
「嗚呼、我が岩高時代!!」というタイトルで各期の同窓生へ原稿を募り、更に旧恩ある先生方へも投稿を呼び掛け、ようやく記念誌が完成いたしました。
教職員の皆さまや在校生の皆さんへは一足早く先日記念品と共に、お配りさせていただきました。
投稿が抜けている各期が多くありますが、これは我々編集委員の力不足によるものであり深く反省をしております。又、在校生に配布することから、教育上不適切な表現や事については削除してありますが、十分に往事の岩高生を垣間見ることができると思います。
尚、記念誌の表紙題字はフリーアナウンサーとして現役で活躍中の、4期生吉田照美さんに多忙の中を揮毫して頂きました。
そして本日はめでたい創立60周年記念式典です。
今も人気の都立高校として多くの在校生を誇る小岩高校です。
少子化の進む中ではありますが、人気校としての地位を維持しているのは、同窓生として有難いことです。
「校舎が新しくてきれいだ」「制服がかわいい」「校風が自由だ」「クラブ活動が活発だ」「先生が熱心だ」と人気となる理由は色々あると思いますが、60年で一区切りがつきました。
人間で言う還暦ですので、ひと回りした現在、改めて小岩高校ブランドを在校生の皆さんには作っていただいき、70周年・80周年へと向かっての、教育目標に掲げる「知力」「体力」「人間力」のより一層の飛躍を期待しております。
新型コロナウイルス感染の影響を受け、60周年記念式典の開催が危惧されていましたが、来賓の制限こそありますが、ここに一堂会しての式典が無事に開催されたことを心よりお喜び申し上げます。
校旗贈呈式を見ようとの思いから、後期高齢者の仲間入りをされた1期生75歳の同窓会の皆さんも、コロナを心配する家族の反対を振り切り決死の覚悟で参列しております。
この60周年を機に我々同窓生も更なる結束を図り、同窓生同士の繋がりを強くして、在校生の皆さんや母校の為に応援を続けていくことをお約束して、本日のお祝いの挨拶と致します。