6期有志屋形船_集合写真

第6期生有志 隅田川屋形船 終了報告(写真追加)

去る3月17日土曜夕方5時、JR浅草橋駅近くの船宿「井筒屋」に、第6期生34名(男子21名、女子13名)が集合し、屋形船に乗って隅田川をゆっくり下りました。当日は快晴に恵まれ、川面と同じ目線で、外の景色の移り変わりを楽しみました。
途中、平安初期の歌人、在原業平の歌「名にし負はばいざこと問はむ都鳥わが思ふ人はありやなしやと」が頭に浮かびました。「都の名を負うている鳥ならば、おまえに聞いてみよう。京都に残してきた私の思い人は、今でも息災でいるかどうかと」。業平の時代、船に乗って隅田川を渡ることは、都から遠く離れてしまうという一線を越え渡ることだったとか。現代の隅田川屋形船は、花見、花火、納涼、宴会を目的にした団体が主なお客さんです。時代も変われば、風情も変わります。一時、皆で「平成の舟遊び」を楽しみました。

今回の幹事、7組の唐笠(とうがさ)が司会となり開会し、呼び掛け人を代表して5組の山田君が挨拶、乾杯の発声を行い、参加者全員が元気よく唱和し、懇親に入りました。ほとんどが65才で、小岩高校を出てから47年ぶりに再会した友も半数いました。皆さん、それぞれの人生を歩んで今日があります。多少、体にガタがきていても、気持ちは高校時代に戻り、会話が弾みました。
船は両国橋、新大橋、清州橋、中央大橋、永代橋、レインボーブリッジをくぐり、お台場に到着。船から見る景色は、噂の豊洲市場、夕暮れの高層マンション、オフィスビルが林立し、隅田川の水面から涼しい風が吹き込み、爽快でした。お酒は飲み放題、美味しい料理(刺身、天ぷら)を食べて、お互い席を移動しながら、会話がさらに盛り上がりました。
帰りはお台場から隅田川を上り、ライトアップした東京スカイツリー近くまで回って、浅草橋に到着。約2時間半の遊覧でした。閉会挨拶は、次期幹事をやる7組の粕谷君が行い、1年後の再会を約束して終了。集合写真をとりました。二次会は浅草橋駅近くの居酒屋に。24人が参加。生ビール、ハイボール、焼酎お湯割りが飛び交い、約2時間、飲み会を満喫しました。
高校当時9クラスで440人ほどいました。同じクラスか同じクラブだった人は分かりますが、そうでない人は全く話したことなかったわけで、それが半世紀ぶりにあって話が弾むのは不思議なものです。これが同窓の縁なのかもしれません。

2016年の日本人の平均寿命は女性87.14才、男性80.98才で、いずれも過去最高を更新。国際比較では男女とも香港に次いで世界2位。もちろん、誰もが平均寿命まで生きるわけではありません。ある予測によると、20~65才まで1日9時間、年250日働いたとして約10万時間となる。ところが65~85才まで1日9時間眠ったとしても、日中の活動時間が約10万時間になるとの事。65才からの人生は余生ではなく、人生の「後半」なのだと認識した方がよいようです。つまり、65才がゴールでなく、ターニングポイントで、若さと老いの境界線が不明瞭になりつつあるわけです。
「人生」の長い旅をゆくとき、よくぶつかる二つの大きな難関があると言われています。第一は「分かれ道」、第二は「行きどまり」。私たちは、どれだけの分かれ道、行きどまりに出くわしたことか。65才の同窓たちの元気な姿をみることができ、大変、良かった懇親会でした。
今だけ良ければいい、自分さえ良ければいい、金さえ儲けられればよいという考えが日本社会で支配的になっているように感じられる今日この頃です。「かけた情は水に流し、受けた恩は石に刻め」の気持ちで、人生の後半、大事に生きていきたいものです。
今回の屋形船は、船酔いがダメで不参加でしたが、呼び掛けだけは協力してくれた方もいます。改めて、同期のみなさんのご協力に感謝します。有難うございました。
                  文責  幹事  7組 唐笠一雄

6期有志屋形船_集合写真

6期生屋形船_集合写真

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6期有志_屋形舟歓談中5 6期有志_屋形舟歓談中6

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<参加者>
1組4名(小池、矢沢、国東、中塚)、2組3名(内山、梅本、永妻 )、3組2名(佐藤、杉田)、4組4名( 宮谷、赤井、山口、小林 )、5組4名(三谷、山田、大賀、石井)、7組12名(唐笠、竹中、粕谷、植竹、松本茂、佐々木、高木、安藤、米澤、吉澤、中村、小沼)、8組2名(村山、滝口 )、9組3名(内海、後関、樋口)。敬称略(高校時の氏名)。